豚汁と焼魚

先日、いわゆる「ご自宅」で豚汁をご馳走になった。
冷たい雨が降る寒い晩で、身体が温まり美味しく頂いた。

ふと、豚汁を自分で作った記憶がないことに気が付いた。
鍋なら冬場には何度も作るが、汁は記憶がなかった。
なんとなく不思議な気分だ。

一方、図書館で偶然呼んだ雑誌にあった今年のヒット商品に、電子レンジで焼魚がこんがり出来る道具が紹介されていた。
切り身などを特殊なパッケージに包んでレンジアップすれば、こんがり焼き上がるそうだ。
なかなか素敵な商品だ。

アパートの台所にあるのは、グリルのない一口だけの小さなガスコンロだけだから、魚を焼く時は網の上で焼いている。
もちろんそれでも美味しく焼けるのだが、魚好きだからグリルに憧れていた。
だから、一瞬その商品に惹かれたのだ。

しかし、買ってみようかと商品を目の前にして考えた。
網で焼けるんだから、それでいんじゃね？
てか、網で焼くのが面倒だという人のために開発された商品に手を出すのもどうなんだろうってね。

でも、やっぱ気になる。
レンジでどこまでこんがり焼けるんだろう。
いつか実験用に買ってみよう。
いつかね。