2012年 01月 31日
涙腺ドロップ 11
三人は、しばらくは気絶したアッサムを見ながら、自分たちの演奏が第三者を喜ばせたのだと好意的に受け止めて、なんとなく達成感のような気分を味わっていた。
しかし、アッサムが十分を過ぎても覚醒しないので、だんだん不安になってきた。
「だいじょぶかな?」ピックが言うと、リボンも少し心配そうに「まさか死んだりはしてないと思うけど…」とアッサムの顔を覗き込んでから、口の辺りに手をかざした。
「息はしてるみたいだよ」
「じゃあ、生きてるってことだよな」
「たぶん…。ねえモグ、あんたどう思う?」
モグラは、聞かれた内容ではなく、大好きな親分にモグと呼ばれたことが物凄く嬉しかったらしく、ニヤニヤしながら「なにがですう?」と聞いた。
しかし、アッサムが十分を過ぎても覚醒しないので、だんだん不安になってきた。
「だいじょぶかな?」ピックが言うと、リボンも少し心配そうに「まさか死んだりはしてないと思うけど…」とアッサムの顔を覗き込んでから、口の辺りに手をかざした。
「息はしてるみたいだよ」
「じゃあ、生きてるってことだよな」
「たぶん…。ねえモグ、あんたどう思う?」
モグラは、聞かれた内容ではなく、大好きな親分にモグと呼ばれたことが物凄く嬉しかったらしく、ニヤニヤしながら「なにがですう?」と聞いた。
by Joker-party
| 2012-01-31 10:50