2012年 02月 04日
涙腺ドロップ 13
アッサムの覚醒を黙って見詰めていても仕方がないから、もう一度演奏して様子を見ようという提案に従って、三人は再び『チョーク』を始めた。そうはいっても、即興から産まれた曲だから、毎回同じになるはずもない。
二度目の演奏は、なんだか冴えないとピックは感じていた。ピアノに弾けるような力強さがなく、それに伴ってタンバリンも元気がない。そう感じると、なんとなくピックも気が抜けてしまい、パンチに欠ける叫びになってしまった。
そんな演奏の途中で、アッサムがすっくと急に起き上がり「なんじゃ、そりゃ~!」と怒鳴った。驚いて演奏を止めた三人に向かって、アッサムは極めて冷静に「全然さっきと違うんだよなあ」と言った。
二度目の演奏は、なんだか冴えないとピックは感じていた。ピアノに弾けるような力強さがなく、それに伴ってタンバリンも元気がない。そう感じると、なんとなくピックも気が抜けてしまい、パンチに欠ける叫びになってしまった。
そんな演奏の途中で、アッサムがすっくと急に起き上がり「なんじゃ、そりゃ~!」と怒鳴った。驚いて演奏を止めた三人に向かって、アッサムは極めて冷静に「全然さっきと違うんだよなあ」と言った。
by Joker-party
| 2012-02-04 16:50