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世間の眼

今日は、七草だ。
古来からの習俗を守っている人は、例えば七草粥を作って食べるだろう。

ネット時代でも、正月は、伝統的な習俗が比較的残っている方だと思う。
しかし、四季折々の様々な習俗や行事は、どんどん薄れていく傾向にある。
特に都市部では。

ところで、電車やバスなどの車内で、化粧している女性をよく見かける。
いつからかは記憶にないが、あるときから激増した。
これまた、いつごろまでかは記憶にないが、あるときまでは殆んど見なかった。

俺は男性なので、よほど舞台で必要な場合以外は化粧をしない。
だから女性の日常生活における化粧の重要度については、よくわからん。
でも、「どうして知らない他人が見ている車内で化粧できるのかな?」とは思っていた。

最近、そんな疑問に答えた本を読んだ。
菅原健介氏の『羞恥心はどこへ消えた?』(光文社新書)だ。
氏による分析結果を短くまとめると、こうなる―――。

とくに都市部では、地域社会が、以前のような〈セケン〉という存在(=世間の眼がある→見られて恥ずかしい)から〈タニン〉という存在(=見知らぬ人々。意識の対象外)に移行してきた。
その代わりに、同じ年代とか趣味が共通の友達などの〈せまいセケン〉が台頭。
羞恥心を感じる基準が、地域的な〈セケン〉から〈せまいセケン〉内部での評価のみを気にする〈ジブン〉本位の基準に推移した。
だから、車内の見知らぬ乗客は、彼女たちにとって〈タニン〉なので気にならないし、逆に〈せまいセケン〉の友達が化粧をしていて自分がしなかった方が恥ずかしいのだ。

まあ、一冊の本を、そうとう短くまとめちゃったので、ちょっとズレがあるかもだけど、
概ね、こんな内容でした。

なんか、眼から鱗だったなあ。
by Joker-party | 2008-01-07 05:43

冗談会議の怠慢なブログ


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