2008年 01月 11日
葱を刻んで
だいぶ前に、連作短編小説を書いたことがある。
全体としては、ある状況下の人々の生活を書いてみたのだが、
そこに含まれる各短編は、それぞれ独立した短編になっている―――まあ、そんな構造だ。
その中の一編に『葱を刻んで』というのがあった。
芝居のタイトルのことを考えていたら、このタイトルをふと思い出した。
それは、カレシとも終わりかけてる女の子が、なんか寝付けぬまま向かえた朝の、ボ~ッとしている時間を描いたものだ。
その中に、こんな一節があった。
「したいしたいと思っているうちに死体になったらどうしよう、もしかするとあたしはもうすでに死体なのかもしれない。そんなことないか、したいという気持ちがなくなったときが死体なんだから。」
久しぶりに読んでみて、なんかわかるって思った。
自分で書いた文章を、「なんかわかる」って言うのも変ですけどね…。
全体としては、ある状況下の人々の生活を書いてみたのだが、
そこに含まれる各短編は、それぞれ独立した短編になっている―――まあ、そんな構造だ。
その中の一編に『葱を刻んで』というのがあった。
芝居のタイトルのことを考えていたら、このタイトルをふと思い出した。
それは、カレシとも終わりかけてる女の子が、なんか寝付けぬまま向かえた朝の、ボ~ッとしている時間を描いたものだ。
その中に、こんな一節があった。
「したいしたいと思っているうちに死体になったらどうしよう、もしかするとあたしはもうすでに死体なのかもしれない。そんなことないか、したいという気持ちがなくなったときが死体なんだから。」
久しぶりに読んでみて、なんかわかるって思った。
自分で書いた文章を、「なんかわかる」って言うのも変ですけどね…。
by Joker-party
| 2008-01-11 09:33