村が消えた!

数年前に、広範囲に及ぶ市町村大合併が完了した。
その結果、日本から多くの村が消えた。

この大合併の是非については、2005年3月31日(市町村合併を制度的にバックアップする合併特例債等の「合併特例法」による合併手続き完了期限)までの数年間に、各方面で論議され、様々な意見が出たので、今、ここで政治経済的なコメントをするつもりはない。
でもね、とにかく「村が消えた」っていう現実は、とっても悲しい。

単純に数の話で言えば、「村が完全になくなった」県として、三重県は9あった村が0に、石川県では6あった村が0になっている。
村の数が0にはなってないが、減少数が物凄い県もある。
長野県では67から37へと30もの村が消え、新潟県では35から6、岐阜県では30から2と、それぞれ28の村が消えた。

俺が一番悲しいのは、人々の歴史を背負った名前が消えてしまうことだ。
例えば、30も消えちゃった長野県では、「戸隠村(とがくしむら)」が「長野市」になり、「安曇村(あずみむら)」が「松本市」になった。

忍者の里としても知られる戸隠には、「戸隠村」っていう響きがすっごく合ってるし、
安曇野の風景には「安曇村」っていう響きがピッタリくる。
「戸隠村にやって来ました」と「長野市にやって来ました」じゃ全然イメージが違うでしょ。
もちろん地名として完全に消えたわけじゃないけど、やはり淋しい。

言葉には、その言葉ならではの響きやイメージがあり、それって大切なことだと思う。
「みかん」だって「ゆず」だって、「あ~、なんかそんな感じ」っていう気がしません?
それが「この度、柑橘(かんきつ)として合併しました」とか言われて、
「あ、そっちの…ちっこいカンキツ下さい」なんて言いたくないもん。
by Joker-party | 2008-01-23 05:13 | Comments(0)

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