2008年 02月 01日
離婚しながら夏
来年の夏には、離婚しながら船に乗ろうと思う。
できれば大きな船がいい。
離婚しながら乗る船のデッキに立って、地球の風を感じてみたい。
風は、ある日、肌を刺すように冷たく、ある日、胎内のように暖かい。
そんなデッキで、ドライマティーニとまでは言わないが、カクテルを飲もう。
隣では、夫がシャンパングラスを傾けながら笑っているだろう。
その横には、金髪の女性が水着姿で腕をからませているのだ。
あたしは、自分のグラスを軽く持ち上げて「乾杯!」って言う。
来年の夏には、離婚しながら船に乗ろうと思う。
だから今年の夏までに結婚しようと思う。
「…ねえママ、いいかな?」
「いいんじゃないの、あんたが好きなら」
「そうだよね…」
「それより、早く食べちゃってよ。片付かないから」
できれば大きな船がいい。
離婚しながら乗る船のデッキに立って、地球の風を感じてみたい。
風は、ある日、肌を刺すように冷たく、ある日、胎内のように暖かい。
そんなデッキで、ドライマティーニとまでは言わないが、カクテルを飲もう。
隣では、夫がシャンパングラスを傾けながら笑っているだろう。
その横には、金髪の女性が水着姿で腕をからませているのだ。
あたしは、自分のグラスを軽く持ち上げて「乾杯!」って言う。
来年の夏には、離婚しながら船に乗ろうと思う。
だから今年の夏までに結婚しようと思う。
「…ねえママ、いいかな?」
「いいんじゃないの、あんたが好きなら」
「そうだよね…」
「それより、早く食べちゃってよ。片付かないから」
by Joker-party
| 2008-02-01 07:30