2008年 12月 29日
星空の散歩道
チーちゃんは、おばあちゃんとお買い物に行きました。
お餅や、お魚や、こんぶや、数の子や、いっぱい買いました。
おばあちゃんは、その後でなにか木の枝のような物を買っています。
「そんなもの、食べられないよ」
チーちゃんが言うと、おばあちゃんは笑ってお正月飾りの話をして、門松を持たせてくれました。
買い物が終わった頃には、もう日が暮れていました。
空には、たくさんのお星様が光っています。
チーちゃんは、空を見ながらおばあちゃんに聞きました。
「お星様も、お正月にはお飾りをするの?」
「きっとね」おばあちゃんは答えました。
おうちの前まで来ると、チーちゃんは言いました。
「もう少し、お星様のお飾りを見てていい?」
「ああ、いいよ。じゃあ、先に入ってるからね」
おばあちゃんは、門松を持って空を見上げているチーちゃんを残して中に入りました。
そのうち、寒くなってきたのでチーちゃんも中に入りました。
すると、お母さんは飛んで出て来て聞きました。
「どうしたの?こんなに遅くまで」
「お星様がお正月飾りをするのを見てたの。はい、ウチのはこれだよ」
お母さんは、チーちゃんの握っている木の枝を見て言いました。
「なあにそれ?」
「なあんだ。お母さんも知らないのか。これは門松って言うんだって。さっきおばあちゃんが買ったんだよ」
お母さんは、枯れ枝を握って立っているチーちゃんをギュッと抱き締めました。
おばあちゃんは、仏壇の写真の中でニッコリ笑いました。
お餅や、お魚や、こんぶや、数の子や、いっぱい買いました。
おばあちゃんは、その後でなにか木の枝のような物を買っています。
「そんなもの、食べられないよ」
チーちゃんが言うと、おばあちゃんは笑ってお正月飾りの話をして、門松を持たせてくれました。
買い物が終わった頃には、もう日が暮れていました。
空には、たくさんのお星様が光っています。
チーちゃんは、空を見ながらおばあちゃんに聞きました。
「お星様も、お正月にはお飾りをするの?」
「きっとね」おばあちゃんは答えました。
おうちの前まで来ると、チーちゃんは言いました。
「もう少し、お星様のお飾りを見てていい?」
「ああ、いいよ。じゃあ、先に入ってるからね」
おばあちゃんは、門松を持って空を見上げているチーちゃんを残して中に入りました。
そのうち、寒くなってきたのでチーちゃんも中に入りました。
すると、お母さんは飛んで出て来て聞きました。
「どうしたの?こんなに遅くまで」
「お星様がお正月飾りをするのを見てたの。はい、ウチのはこれだよ」
お母さんは、チーちゃんの握っている木の枝を見て言いました。
「なあにそれ?」
「なあんだ。お母さんも知らないのか。これは門松って言うんだって。さっきおばあちゃんが買ったんだよ」
お母さんは、枯れ枝を握って立っているチーちゃんをギュッと抱き締めました。
おばあちゃんは、仏壇の写真の中でニッコリ笑いました。
by Joker-party
| 2008-12-29 06:24