2008年 12月 30日
血まみれの刺身
炎天下の仕事から帰って来ると、妻は留守だった。
置手紙などはない。
とくに作り置いたような料理も見当たらなかった。
おそらく買い物か何かだろう。
そう思ったが、重太郎は、とにかく腹が減っていた。
そして、ビールが飲みたかった。
冷蔵庫からビールを出して、すぐに一本飲み干した。
少し喉の渇きが収まると、無性に刺身が食いたくなった。
しかし、刺身などなかった。
一旦ビールを飲んだ後で、買いに出る気にはなれなかった。
よく見ると、鯵が一尾入っていた。
焼けば食べられることぐらいわかっていたが、どうしても刺身で食いたかった。
一度も料理などしたことはなかったが、重太郎は自分で作ろうと思った。
鯵を、まな板に載せた。
包丁を握って、鯵と格闘した。
数十分後、重太郎は鯵と自分の血で真っ赤に染まった刺身のような物体を肴に二本目のビールを飲んでいた。
置手紙などはない。
とくに作り置いたような料理も見当たらなかった。
おそらく買い物か何かだろう。
そう思ったが、重太郎は、とにかく腹が減っていた。
そして、ビールが飲みたかった。
冷蔵庫からビールを出して、すぐに一本飲み干した。
少し喉の渇きが収まると、無性に刺身が食いたくなった。
しかし、刺身などなかった。
一旦ビールを飲んだ後で、買いに出る気にはなれなかった。
よく見ると、鯵が一尾入っていた。
焼けば食べられることぐらいわかっていたが、どうしても刺身で食いたかった。
一度も料理などしたことはなかったが、重太郎は自分で作ろうと思った。
鯵を、まな板に載せた。
包丁を握って、鯵と格闘した。
数十分後、重太郎は鯵と自分の血で真っ赤に染まった刺身のような物体を肴に二本目のビールを飲んでいた。
by Joker-party
| 2008-12-30 05:45