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条件反射で屋上に

ツトム君は、学校で条件反射ということを習った。
犬にボールを見せながらエサを与え続けると、そのうちボールを見せただけでヨダレを垂らすというのだ。

ツトム君が家に帰ると、猫のミャーコが鳴いていた。
おなかが空いているらしい。
ツトム君は、学校で習ったことを実験してみようと思った。

ツトム君は、ミャーコにエサを見せながらマンションの屋上に連れて行った。
そしてミャーコの頭を撫でながらエサをあげた。
次の日も、また次の日も、そのまた次の日も、そうやってエサをあげてみた。

しばらくして、ツトム君はミャーコに朝エサをあげるのをやめてみた。
その日、学校から帰るとミャーコの姿がない。
ツトム君は急いで屋上に行ってみた。
ミャーコは屋上の陽だまりで眠っていた。
条件反射だ!―――ツトム君はそう思った。

おしまい。
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by Joker-party | 2008-06-10 06:51 | Comments(0)

異端児

ヤッホー。
おいらは異端児だ。
生まれたときから異端児だったのさ。
とにかく他の人とは全然おいら違ってたんだ。
鼻から牛乳飲んだり、首を後ろまで回転させたりなんてお手の物。
ちゃんと四足でチーターみたいに町を駆け回ってたんだ。

おいらは異端児だ。
自慢じゃないけど、町じゅうの鼻つまみ者さ。
でも、異端児は時代に受け入れられないって知ってるから平気さ。
町の人達は、おいらに石を投げたり唾を吐いたり罵声を浴びせたりするんだ。
でも、しまいに厭きて無視するようになるんだよ。

おいらは異端児だ。
つまりは違反児だ。
つまりは一般人だ。
つまりは日本人だ。
つまりはジッタリンジンだ。
つまりは大好きだったけど最後のプレゼントなのさ。
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by Joker-party | 2008-06-09 03:57 | Comments(0)

料理が怖い

ずっと好きだったタークンと付き合うことになった。
めっちゃ嬉しい!
でも、めっちゃ不安だ_(_^_)_

事前リサーチでわかったんだけど、タークンは料理の上手い女の子が好きなんだよ。
そんで、付き合うことになった日、ウチ思わず「料理作ってあげるね」とか言っちゃったんだよね、ノリで。
でも、自慢じゃないけどウチ料理が出来ない、てかしたことない。
まぢヤバい!

ヤバいヤバいとか言ってるうちに約束の日が来ちゃうんで、とりあえず本とか買ってみたけど、部屋には包丁もマナ板もないことに気付いて、よくわかんないからドンキでいろんな道具買ってきたけど、ナニをどうすりゃいいかまったくわかんない。

しかたないから本見て、一番包丁とか使わなくて済みそうなもの探したら、プレーンオムレツっていうのがあった。
卵ならヨシギューとかで割ったことあるしね。
つ~ことで、本を見ながら初めてのお料理に挑戦しました!

出来たのは、たぶん世界一汚くてまずそうな黄色いドロドロしたモノ。
見た瞬間、食欲なくなる自信ある、マジ。
ああ、料理が怖いよ~。

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by Joker-party | 2008-06-08 04:36 | Comments(0)

寝る前に飲む薬

     診察室。

医者「どうしました?」
患者「最近、眠れないんです」
医者「そうですか…。失礼ですがご結婚は?」
患者「してません」
医者「彼女とかは?」
患者「いません」
医者「セフレとかは?」
患者「いませんよ、そんなの!」
医者「なるほど…つまり全然やってないわけですね」
患者「…まあ、そうっすね」
医者「それでモンモンとして眠れないんですね」
患者「そういうんじゃないです」
医者「失礼ですがホモですか?」
患者「違いますよ。ただ眠れないだけなんです」
医者「珍しいケースだな…。わかりました、薬出しましょう」
患者「え?もういいんですか?」
医者「なにがですか?」
患者「やだから、問診ってゆうか…」
医者「あなたがモテなくてホモでもないことは充分わかりましたから大丈夫大丈夫」
患者「………」
医者「(錠剤の入った瓶を出し)これ、寝る前に飲んでください」
患者「睡眠薬とかですか?」
医者「いえ、バイアグラです」
患者「バイアグラって…」
医者「めっちゃ長持ちしまっせ」
患者「…あの、他の薬ないんですか?」
医者「仕方ないな………(液体の入ったボトルを出し)じゃあ、これ飲んで」
患者「なんですか?」
医者「バイアグラです」

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by Joker-party | 2008-06-07 07:54 | Comments(0)

友達に「胸がないね」と言われた。
実はずっと気にしていたけど、気にならないことにして、意識の外に放り投げて、いや宇宙の概念の中から抹殺していたんだけど、頭の片隅の片隅では微かな種火のように気になっていたので、それを絶妙なタイミングしかも直球で言われたから、意識の前面に躍り出てしまった。

そうはいっても整形とか絶対イヤで、ありえないし、そんな人間の身体は粘土細工じゃないんだからさって思うし、てゆうか何が何でもやりたくなかった。
それでも一旦前面に躍り出た意識は、引っ込めよコノヤロと言い聞かせても、もうどうしようもないぐらい暴れ廻っているので、しかたないからレンタルショップに行った。

「すいませ~ん。胸、借りたいんですけど」
「どうぞ」
店員のおにいさんは、カウンターから出て、ただド~ンと立ちふさがってくれて、もう一度、強く優しくたくましく「どうぞ」と言いながら両手を広げてくれた。
あたしは、その胸に飛び込んで泣いた。
たぶん一生分、泣いた。

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by Joker-party | 2008-06-06 06:58 | Comments(0)
だいぶ前のことだが、マジック・マッシュルームが話題になったことがある。
比較的手に入り易いという噂が広まり、同時にいろんなキノコで試してみたという人が現れた。
いつの世にもトリップを求めてトライする人はいるものだが、キノコの中には毒キノコもあるから、むやみに試すのは危険なのだ。
まあそれ以前にドラッグ自体が危ないんだけど…。

ただ現象の危険性に反して、トリップ挑戦者の姿がどこか笑えるのは、マッシュルームという素材のせいだろう。
これが覚醒剤系のいわゆる〈クスリ〉だと注射する姿が想像できて笑えないし、大麻などでも栽培・精製の過程があるため犯罪のイメージが強い。
ところがマジック・マッシュルームは、「キノコを食べる」という一見フツーの行為なので、いろんなキノコを試しに食べてる人の姿がなんか滑稽に見えるのだ。

そんなことを思いながら、安全なフツーのマッシュルームを炒めて食べると、ミニトリップ出来ます。
そんなトリップが出来る人って素敵だ。
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by Joker-party | 2008-06-05 13:05 | Comments(0)

須磨

ある先生が、須磨の小学生に「明石といえば蛸。では須磨といったら何?」という質問をしたら、ほとんど答がなかったという。
少し悲しくなった先生は、「じゃあ、須磨について俳句を作ってみましょ~う」と言って、お手製の短冊を渡したそうだ。
すると今度は、半分以上の生徒が書いてくれたそうだ。
先生は、その中からお気に入りの作品をいくつか選んで見せてくれた。

  スマップは 元は6人 だったらしい
    すまないと 謝ってばかりいるパパ
      最近は ふすまのないウチ 多いなあ
        須磨に住んで 須磨のこと知らない
           空には 夕ご飯に ぬれて気持ち悪い

さすが小学生。発想が自由だ。
選んだ先生もエライ。
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by Joker-party | 2008-06-04 06:49 | Comments(0)

気配を殺す

肉食動物は、獲物を狙う際に気配を殺すという。
僕は、それとは無関係に気配がないらしい。
別に気配を殺しているつもりはないのだが、気付かれないのだ。
ある友人に言わせると、存在感が薄いのだそうだ。

ある日、僕はふと思った。
そんなに自然に気配を殺す状態になってるなら、実際に獲物を狙ったらどうだろう。
獲物と言っても、牛や馬に噛み付くわけにはいかないし、そんなことしたくない。
とりあえず好きな食べ物を思い浮かべてみた。
ピザが浮かんだ。

僕はピザが大好物だった。
一度、ラージサイズのピザを思いっ切り何種類も食べてみたかった。
気配を殺せば、それも可能かもしれない。
そう思ったらワクワクしてきた。
僕はさっそくピザ専門店に向かった。

店に入ると、キッチンでは何種類ものピザが焼かれていた。
僕はカウンターに並べられたピザに近付いてみようと思った。
なんと簡単に接近することができた。
僕は、焼けたてのピザを一枚手に取ってみた。
誰も何も言わない。
パクついてみた。美味い!
誰も何も言わない。
もう一枚パクついた。美味い!美味い!
誰も何も言わない。
僕は、次から次へと思う存分好きなピザを食べまくった。
誰も何も言わない。凄い、凄いぞ!

僕は気配が殺せる自分を初めて嬉しく思った。
お会計は2000円だった。
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by Joker-party | 2008-06-03 04:12 | Comments(0)

鯛茶漬

鯛茶漬と申します上品なお料理がございます。
下味を付けました鯛の刺身を温かいご飯の上に乗せまして、その上からお出汁を掛けて頂くのでございます。
仄かな鯛の香りと柔らかい中にも歯ごたえのある食感が堪らない逸品でございます。

上品なお料理とは申しましてもお茶漬でございますから、召し上がる時は啜るのでございます。
音が出るのを嫌がっていては、このお料理の醍醐味は味わえないのでございます。
ですから遠慮なさらずに音を立ててお召し上がり下さいませ。

私も鯛茶漬を頂く時は、豪快に音を立てて啜るのでございます。
ズルズルズルッ、ズルズルズルッ、ズルズルズルズルッとでございます。
さらにズルズルズルッ、ズルズルズルッ、ズルズルズルッ、ズルズルズルッ。
もひとつズルズルズルッ、ズルズルズルッ、ズルズルズルッ、ズルズルズルズルッ。
そのうち、もうどうでもよくなっちゃって、気取ってんじゃねえよバカ、おめえらなんて大嫌いだ、ふざけんじゃねえ、という気持ちになっちゃってさ、残った茶漬を店にぶちまける。
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by Joker-party | 2008-06-02 05:07 | Comments(0)

義理で致しました

                                          2008年6月1日

悪徳商事 営業部 御中

いつも夫がお世話になっております。

早速ですが、先日お尋ねの件につきまして、ご回答申し上げます。
私は、確かに現在も夫との婚姻関係を継続中でございまして、籍も入っております。
改めて申し上げることもございませんが、正式な妻でございます。
日頃より夫の待遇に付きまして、並々ならぬご配慮をいただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
本来ならば、上司の方々や同僚の皆様には、お中元やお歳暮などにて御礼申し上げなければならぬところですが、夫の両親と私の両親が共に入院したままの状態で、お恥ずかしい話ですが経済的に苦しいのが現状でございます。
そのため、義理ある上司の方々や同僚の皆様方には、私の身体をもちまして、御礼を申し上げたいと思いまして、御社会議室などで私の肉体をご提供致しました次第です。
年齢的にお気に召さなかった方もあろうかと思いますが、私なりに精一杯ご奉仕させていただいたつもりでございますので、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
なお、夫には一切知らせずに、私の一存にて致しました謝礼でございますので、なにとぞ夫にはご内密にお願い致します。

皆様のご健勝を心よりお祈りいたしております。

                                                股野佐世子

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by Joker-party | 2008-06-01 18:35 | Comments(0)

校倉元の冗談なブログ


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