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愚作の書きぞめ

新年の2日である。
書き初めなどは、本来2日に行うものらしい。
だから、古式にのっとって、芝居の書き初めをしてみよう。

…って言っても、いきなりここに長編の新作が書けるわけじゃありませんよね。
だから、ショートコントを書いてみました。
今年は「子年」だから、「ねずみ」にちなんでサクッと書いてみましょう。


『ねずみとり』

      場所:神社付近の路上
      人物:制服の男
          初詣客

制服の男 「(笛を吹いて呼び止め)…はい、ちょっと止まって!」
初詣客 「…なんすかあ?」
制服 「お酒、飲んでますよね?」
初詣 「へへ。まあ、ちょっとね…」
制服 「昼間っから…」
初詣 「だって正月だもん、いいじゃないすか~、ね~」
制服 「ちょっと免許証、見せてもらえますか?」
初詣 「免許証?」
制服 「そう。はい出して!」
初詣 「てか持ってないすけど…えなんすか?」
制服 「無免か…そりゃマズいな。しかも酒気帯び。これだけで免停だね」
初詣 「えなんなんすか、いったい」
制服 「5キロオーバーなんだよ」
初詣 「はあ?」
制服 「(鞄から体重計を出して置き)ほら乗って」
初詣 「(仕方なく乗って目盛りを見ながら)あ、やっべ~」

おしまい。


お粗末さまでした~。チャンチャン。
# by Joker-party | 2008-01-02 09:51

新年を寿ぐ

お正月。
いくつになっても、新しい年を迎える日は、パリッとした気分になるし、いいものだ。
そんな日には、ふだんあんまり使わない「ことほぐ」って言葉も似合う気がする。

実家に戻って迎える元旦。
年を重ねるごとに、当然ながら自分も親も年老いていくわけだが、
ありがたいことに、この正月も、両親揃って健康なまま迎えることが出来た。
本当に嬉しい。

でも、その一方で、現在も、どこかで誰かが、遊ぶ金欲しさで殺されたり、住む部屋がないため路上で凍え死んだり、旱魃や飢饉のために餓死したり、戦争の犠牲になって爆死したりしているのだ。
だから、本当に大声を上げて「嬉しいよ~!」なんて言えない。

そんなわけで、つくづく思う。―――世の中って、複雑だ。
複雑だから難しい。
でもね、だからこそ書くんだよね。
# by Joker-party | 2008-01-01 19:04

栗鼠年

いよいよ年の瀬だ。
今年は、十二支の最後「亥年」だったようだ。
だから、来年は「子年」っていうことらしい。
でも、あんまり普段、干支なんて意識しませんよね。

ところで、当たり前だけど、十二支に登場する動物は決まっている。
だから、自分の好きな動物が入っているとは限らない。
まあ…「好きな動物」って言っても、動物好きな人ばかりじゃないですよね。

俺自身は、それほど動物好きというわけじゃないのだが、唯一、大好きって思える動物がいる。
それは、リスだ。
鎌倉などで、木の実をついばんでいるリスは、とても可愛らしい。

そういうわけで、もし「好きな干支を作っていいよ」と言われたら「栗鼠年」かな…。
でも漢字で書くと、ちょっと怖い(笑)

それでは、みなさま。今年も、いろいろお世話になりました!
どうぞ良いお年を!
# by Joker-party | 2007-12-31 19:37

諏訪ノ森

関西地方の大手私鉄・南海電鉄に諏訪ノ森という駅がある。
その駅舎は、国の登録有形文化財に登録されている。
小さな駅だが、とても素敵だ。
特に、待合室にあるステンドグラス(写真)は、なんとも言えない味がある。

大都会では、再開発や高架化により、歴史ある趣深い建物が取り壊されてしまうことが多く、
そんなニュースを聞くたびに口惜しくてたまらない。

この諏訪ノ森駅にも、そんな不穏な噂があったのだが、
このたび、隣の浜寺公園駅(これも、国の登録有形文化財登録の駅舎で、なんと辰野金吾氏設計の木造造平屋建て洋風駅舎)と共に、正式に保存が決まったそうだ。
とても嬉しい。とても嬉しい。わ~いわ~い(^o^)

世の中、捨てたもんじゃない。
捨ててないけどね。
諏訪ノ森_d0135882_4235925.jpg

# by Joker-party | 2007-12-30 04:24

鰻のダンス

『うさぎのダンス』という歌がある。
ウサギがタラッタラッタラッタと踊る姿は、想像できる。
では、鰻ならどうだろう。

鰻はヌルヌルしてるので、放っておけば奇妙なダンスになりそうだ。
しかしタラッタラッタラッタというわけには行くまい。
ヌラ~リヌタヌタといったところかな。

踊りといえば、昨日行ってきた幕張のCOUNTDOWN JAPAN07/08というロックフェスに出演していたRYUKYUDISKOというアーティストのライヴでは、フロアで踊ってる人が多かった。
ターンテーブル&DJの2人ユニットで、沖縄の旋律を取り入れながらもトランス系の要素が高いので、そうなるのも無理はない。
しかし、他のバンドのフロアとは、あきらかに空気が違っていた。

こういうフェスが面白いのは、知らないバンドの音楽に触れられるだけじゃなく、
観客の反応や、フロアの空気などをも体験できることだ。

あ、ちなみに「うさぎ」と「うなぎ」は一文字違うだけですね。
だから『兎の蒲焼き』も想像してみましょう。
# by Joker-party | 2007-12-29 15:56

冗談会議の怠慢なブログ


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